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  • 執筆者の写真Takeshi Goto

独立までのストーリー3



コーチングという言葉に出会ったのは、人材開発に関するセミナーに参加したときでした。登壇者の肩書きが「コーチ」と書いてあり、スポーツではないのにそんな肩書きがあるんだなと思いました。


ひとしきり話した後にQ&Aの時間があり、参加者の一人が「このような場合はどうしたらいいか?」と質問をしたところ、「あなたはどう思いますか?」と質問で返したのでした。それに私は驚きました。質問に答えずに質問で返す。当時の私はコンシェルジュをしていたこともあり、聞かれたらすぐに答えを返すことをしていたものですから、質問を質問で返すなんて失礼だなと思ったのです。「今日のセミナーはハズレだったな」などと思いながら千鳥ヶ淵を歩いて帰ったのを覚えています。


ところがそれがきっかけで「コーチってなんだろう」と興味が湧いて家に戻った時にインターネットで調べてみるとコーチングというものがあり、それをする人のことをコーチと呼ぶ。スポーツをしていたのでコーチという単語は知っていましたが、それがビジネスとしてあることに面白みを感じ、また本を買って読んでみるとさらに興味が出てきました。


1対1で話を聞くのは、ホテルでの接客と同じだなと思い、これならできるかもしれないと思ったのです。何かを教えるわけではなく、自分で考えてもらい気づいていくことが自分で関わることで起こるなんてすごいなとワクワクするような感覚になったのを覚えています。


そこでさらに調べていくうちにコーチングを学べるところが実はいくつかあることを知りました。当時は2010年ごろですので今ほどコーチングは知られていませんでしたが、すでにいくつか学べるところがあることに驚き、コーチングをできるようになりたいなと思い始めどこかで学んでみよう、そしてそれを職業にできたらいいなと思うようになりました。

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