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  • 執筆者の写真Takeshi Goto

自分への思い込みに巻き込まれない

先日、自意識(アイデンティティ)と創り出す思考という本を読みました。

得たい結果や目指す姿になるために自意識(自分への思い込み)があることは関係ないという切り口で書かれていてコーチングとは異なる観点で面白かったです。


コーチング、特に私が行っているコーアクティブコーチングでは、時に自分への思い込みを扱うことがあります。思い込みはリソース(資源、材料)として捉えています。リソースというのは、悪いもの良いものという評価をするのではなくそれが前に進むための材料になるという捉え方です。



本の中では、自意識について何か世に多大な影響を及ぼすような人も、大きな財を成し成功を収めているように見える人も自意識(自分を蔑むような、自己肯定感の低い)を持っている。なのでそれがあっても成し得たいことが不可能なわけではない。むしろポジティブに振る舞おうと無理するから余計に苦しくなるということが書かれていました。


私はこれを読んで結構救われた気持ちになりました。「あ、そうなんだ」と。つい「自分はまだまだだ」とかなどと自分を蔑むような言葉が浮かぶことが塞いだ気持ちにさせることがありますが、そう思ったとしても関係ないと思うと少し楽になります。


人は自分をどう捉えているかをジャッジ(評価判断)してしまいがちです。「自分を蔑む自分」はダメだみたいな。これ結構ありますね。


この本では、そこをぐるぐる考えるよりも、どんな自分になりたいのか、どんなことを成し得たいのかのイメージの方向を見ていくことを勧めています。そのような考え方の仕組みを変えていくことはコーチングと全く同じで、進んでいく時に何を大事にしていくのかの話をしていきます。考え方は違うが、やり方、目指すところは同じだったという不思議な感想を持った方んでした。


つい自分を評価判断してしまい、それが自分を苦しめることがありますが、もしもそんなことが起こったら「それ、関係ないって言ってたよ」と自分に言ってみて下さい。少しは楽になるかもしれません。

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