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  • 執筆者の写真Takeshi Goto

なぜ部下とうまくいかないのか

最近、成人発達理論について知りたくなり探していたところ、この本に出会いました。


「大人になっても成長はできる」という考えがもとにある成人発達理論について、その成長の意味やプロセスについてわかりやすく書かれていました。


印象に残ったこの一つは、成長には水平方向と垂直方向の二軸あると述べていること。水平方向とは知識やスキルなどのことで、垂直とは人間の器だったり、意識の深みのことを言っています。そのどちらも大事であること。成長が止まっているように感じるのは垂直方向が止まっていることが多いこと。


本の中で分かりやすい例えとして、スマホで言うと水平方向がアプリケーションで、垂直方向がOSと表現していました。アプリであることできることが増えるし、OSがアップデートすることでよりアプリも活かすことはもちろん、処理スピードや綺麗な画像など新たな可能性を持つことになります。



自己成長を求めた時に知識やスキルの習得(水平方向)は割と手始めに進めやすいです。ただ自身の器や意識の深みはなかなか簡単ではありません。そもそもどうやるとそれが起こるのかと言うのは一概には言えませんが、コーチングはまさにこの垂直部分を担うのだなと思いました。


実際にこの本では会話形式で書かれていて一人はコーチ、それを受けるクライアント(主人公)の設定なのです。


つまりコーチングは人の器や意識の深みに影響を与える関わりだということなのですが、それを知って改めて自分がコーチであることの意味や意義が明確になりました。私は今まで人事など人材育成に関わることがなくコーチに出会い、その魅力に引き込まれ行っていました。なのでコーチングがその分野でどの位置に存在するかは漠然とはわかっていたもののそれを明確にする必要性も感じなかったのでそのままにしていました。


理論というのは、頭で整理する上でとても役立つものですね。成人発達理論を知ったことで自分がコーチとしてやることで組織や社会にどんな意味や意義があるのかを知る材料となりました。


これまでコーチングにどっぷり浸ることで成長をしてきましたが、少し別観点からコーチングを知ることもしていこうと思います。






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