自分の中にはさまざまな自分がいます。強気な自分、元気な自分、怒りの自分、諦めの自分などなど。挙げればきりがないほどさまざまな側面を持っていて人は実に多面体でできている。
コーチングではそのさまざまな自分を発見し、どんな場面でどんな自分でいるかを自覚的に選んでいくことをサポートしていきます。
先日私自身に起こったことは、どうにもやるせない気持ちになりその人との関わりを投げ出したくなる気持ちが出てきました。それについて私のマイコーチとの時間で話してみました。
コーチングではセッションの最後に行動を決めることがあります。そのときは「その人に分かってほしいことをすべて書いてみてください」と決めてやってみることにしました。
しかしいざやってみようとすると、なかなか書く気になりません。こんなの書いて意味あるのかな、悪口みたいになって自分が情けなくなりそう、そもそも関係を良くしたい気持ちなんてもうないし。
そんな言葉ばかりが書く前からでてきました。
そこでふと気づいたのです。「これってこれまでも人との関わりのなかで起こったことのあることだ」と。会社員時代に上司や会社の方針に賛成できず、でもやらなくてはならないことにやるせない気持ちが生まれ、「どうせこんなの意味ないし」と投げ出していたのです。
これは自分のパターンだと気づきました。自分が人との関わりの中で起こるパターンの一つだと。どちらの言っている内容や考えが正しいかではなく、自分の思考や捉え方のパターンだと。
それに気づいてみて、自分はそんな自分でいたいわけではなく、本当は投げやりな自分でいたいのではなく、穏やかな自分でいたいということを知りました。
そう思って穏やかな自分を正面に置いて過ごしてみると、投げやりな自分は消えてしまい、ただただ目の前のことに集中できたり、物事をニュートラルに捉え、適切な行動ができているのです。
自分は穏やかな自分をもっと使いたかったと気づき、リラックスして過ごすことができています。
そんな自分の変化を忘備録としてここに書きました。