Takeshi Goto
コーチングは関係を築くこと
台風が関東にも迫っていますね。
海の近くに住んでいますのでちょっと気になっています。
「コーチングって何ですか?」
良く聞かれる質問です。
世の中にはさまざまなコーチがいて、さまざまな捉え方があります。
「スポーツのコーチのようなアドバイスを与えること」
「アドバイスでなく質問をすること」
「成長を促す関わりをすること」などなど
それぞれ間違いではなくその場面に合ったものだと思いますが、国際コーチ連盟によるプロコーチの倫理規定では、
「コーチングとは思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことである」
(国際コーチ連盟日本支部HPより)
となっています。
つまり「関係を築くこと」がコーチングの定義なのです。
ユニークだと思いませんか。何をするというより関係を築くことなんて。
私はこの考え方が好きです。
「関係の質」が「意識の質」に影響し、「意識の質」が「行動の質」に影響をし、
「行動の質」が「結果の質」に影響しているということをMIT教授のダニエル・キムさんが仰っています。
これは、いつもと違う結果を求めるときに行動について意識を向けがちですが、実は関係の質が影響を与えてくれるというもの。
例えば、部下の仕事の成果を上げたいときに、部下の行動を見るだけでなく、部下と自分の関係を観る。そこに進化のポイントがあるというのは面白いですね。
コーチ仲間などには詳しい方が多く出てくる話ですが、私にも実体験があります。
これまで会社の中で働いているときに、上司との関係で自分のパフォーマンスが変わるのを経験してきました。働きやすさとでもいうのでしょうか。
そう考えるとコーチの定義として国際コーチ連盟が書いてあることが良く分かりますし、
実際にコーチングではクライアントさんとの関係に意識を向けています。
そして関係が創られれば創られるほど、クライアントさんの成果が大きくなります。
そして関係性は同じものは一つとしてないので、目の前の人に向き合うところから創り上げていきます。簡単ではありませんが私にとってはそれが面白いです。