先日私の母の誕生日と義兄さんの父の日、そして以前実家でホームステイをしていたアメリカ人の彼の誕生日のお祝いをしました。一同に会するのは久しぶりで孫ができ、パートナーができたりと人も増えて楽しい時間を過ごしました。
その時間を過ごしたあと、なんとも心温かくもあり幸せな気持ちがでてきたとき、
「あー、コーチングという職業を選んでよかったな」と思いました。
実のところ、私は家族に対してそれほど思い入れは強くありませんでした。
コーチとして独立したときも、
「自分の腕も磨いて究めたい」
「より多くのお金を稼ぎたい」
「人の役に立ちたい」
そんなことを考えていました。
人の役に立ちたいのは、身内ではなく外側にいる他人に対してです。
しかし、コーチングをし続けていると
「自分がどんな特徴を持った人間なのか?」
そんなことを考えようになるのです。
(なぜそうなるのかは今回は端折りますね)
その特徴が形成されるのには、
これまでの人生でどんな人や出来事と出会い、経験をしてきたのかを
振り返ることになります。
そうなるとどうしても自分の家族は避けては通れません。
自分が家族に対してどんな思いや気持ちがあるのか。
どんな出来事が影響しているのか。
私の場合、家族の人は「応援してくれない」、
「あてにはしない」とういような好意的ではない感情がどこかありました。
しかし、自分はどんな特徴を持った人なのかを突き詰めてみると、
今の自分があるのは家族が大きく影響していて、それに対して
感謝の気持ちが湧いてくるのです。
好意的ではない気持ちの奥に、感謝の気持ちがあったことに
気づいてはいたものの、素直に出せていたなかったとうのが
正しい言い方でしょうか。
素直に出せたことで、家族との時間が楽しいと心から感じられるようになったのは、
本質的な変化だと思います。
世の中にはコーチング学ばなくても、別の経験からその境地に辿りつく人や、
そもそもすでにその境地にいる人もたくさんいます。
ただ私にとっては、コーチングを学んだことで
自分を見つめ直し、振り返り、自分を知り、
その境地に立てたのです。
いまはその境地に立てたことを嬉しく思います。
何のためにコーチングをしてるのか?
これは一つこの問いに対する答えのような気がしました。
