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執筆者の写真Takeshi Goto

コーチングはタイミング

最近読んだ本の中に「ピアジェ効果」という言葉がありました。

これは人に無理に成長や発達を強いたら、あとで成長や発達が止まってしまうというもの。


確かに。


強制的で過剰な勉強やトレーニングで学力や能力が伸びていても途中で止まってしまうことを見たことがありますし、自分も子供の頃、受験勉強で親や周りの受験熱に促され勉強をし言いられた結果、大学入学を果たすと途端に勉強をしなくなったし、したいとも思わなくなる。それに近いものかもしれません


一方で、何か興味関心のあることには集中力が持続し成長が続きます。つまり成長するために必要な要素は興味関心があること。やはり興味関心があるものは続きますよね。


成長にはもう一つ「タイミング」があると私は思います。成長をするタイミングです。私自身も大学入学後に勉強することが嫌になりましたが、その後コーチングに出会ったときに猛烈に勉強しました。そこには興味関心がありましたし、タイミングもあったと思うのです。


30台後半になったときに「転職について考えようかな」、「自分の将来はこのままでいいのだろうか」などの考えや思いが徐々に大きくなってきたのがタイミングだったのだと思います。


転職や自分の将来についてはそれまで考えもしなかったわけではありません。頭のどこかにありました。が、すぐに行動に移すのではなく30代後半のあるときにそれが大きくなって自分の他の可能性を探る行動が生まれた結果、コーチングに出会いました。それが私の転職のタイミングだったのです。


コーチとして活動をしていて、コーチングのことを伝えてもその時はピンときていなかった人がしばらくしてコーチングに興味を持つことがあります。


コーチングに関わらず、何かをするにはタイミングがあると思うのです。(ここまで書いてみるとタイミングを活かすにはどうすればいいのかという問いがでてきます。これはまた改めて書いてみたいと思います)。


コーチングは人の成長を促す関わりですので、その人の成長のタイミングの時に出会うわけです。コーチングによって成長を遂げるクライアントの姿をみてきていますが、そこにはやはりその人の成長のタイミングが相まっていると思うのです。






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