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執筆者の写真Takeshi Goto

コーチングが機能するために大事なこと

コーチングはコミュニケーションスキルなので、どんな質問や言葉を投げかけるのかにフォーカスがいきがちですが、実はそれよりも大事なことがあります。



それは「場」です。コーチングをするその場の状態によってコーチングの成果は変わってきます。場と言っているのは、話す雰囲気や相性などがありますが、その中でも最も大事なことは「関係性」です。コーチとクライアントがどんな関係性なのかがコーチングが機能するかどうかの鍵を握っています。相性も関係性の一つかもしれませんが、相性が悪いからと言って機能しないわけではありません。


これはコーチングに限ったことではなく、チームがうまく機能していたり、パートナーなどとうまく行っているなという時は、必ずしもお互いの能力が高く、スキルフルだからというわけではなく、信頼や率直さ、お互いのリスペクトがあったと思うのです。


コーチとクライアントの場に、信頼、率直、リスペクトなどがあることで初めて投げかける質問や言葉が機能してくるのです。


実際に、コーチングという言葉の定義として、ICF(国際コーチ連盟)では「コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことである」と言っています。長々とした説明ですが、最後に「関係を築くこと」となっているのです。


別の言い方をすると心理的安全とも言えますが、日常でなんでも言えて、リスペクトをしてくれる、信頼を寄せてくれる相手なら安心していられますよね。


安心を感じて初めて相手の話を受け止められるというのは誰しも経験があるのではないでしょうか。コーチは相手とそのような関係を築くことを意識的に行っています。関係とは目に見えないものですがコミュニケーションにおいて大きく影響を与えているものなのです。



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