コーチングセッションをする目的には、クライアントの目的とコーチの目的があります。
コーチングを受けるクライアントさんは、「キャリアアップしたい」、「抱えている問題を解決したい」、「人間関係を良くしたい」など解消したい、実現したいテーマがあり、コーチングを受けます。
そんなテーマを解決するべくを行いますが、同時にコーチにも目的があります。それはクライアントの本来の姿を表出させること。
コーアクティブコーチングでは、本質的変化を呼び起こすと表現していますが、まさに本来の自分を取り戻すことをコーチは目的としています。
クライアントのテーマは、その本来の姿が現れるきっかけと捉え、「目の前のクライアントの本来の姿とはどんなものなのか」、「目の前の人のまだ見ぬ可能性は何か?」という問いやそこに好奇心を向けてセッションをしています。
大局を見据えながら、目の前の課題に取り組むとも言えます。人はつい目の前にある事柄に意識を奪われがちです。そんな時に、「それは何のためにするのか?」、「それをすることはあなたにとってどんな意味があるのか?」、「本当はどうしたいのか」など俯瞰でき、より大局的な考えをもたらすことで、本来の姿が現れてきます。
コーチが本来の姿を表出させることに関わる理由は、コーチそれぞれに想いがあります。「人を元気にさせたい」、「よりその人らしさが表現される世の中にしたい」など、コーチの存在意義がそこにあります。
自分の願いや想いを活かすところがコーチングの面白さであり、私の好きなところです。
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